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ヨガとアーユルヴェーダは密接な関係にある?

2019年11月18日

アーユルヴェーダはインドで5000年以上の歴史をもつ伝統医学として知られていますが、実は医学といった場面に限定されるわけではなく、壮大な哲学の体系の側面も持っています。そしてインドを代表するヨガとアーユルヴェーダは密接な関係を有しているのです。

そもそもヨガとアーユルヴェーダとはインド古来の哲学であるヴェーダに起源を有しており、姉妹の関係にあるとされています。そしてヨガとはインド6大哲学のひとつで、ヴェーダから派生した哲学と心と身体のテクノロジー全般のことで、インド国内で独自の展開を見せてきました。ヴェーダとは紀元前1000年から500年の間にインドで編纂された一連の知識や科学の体系のことを指しています。

実はアーユルヴェーダの端緒は、ヨガで瞑想中に覚醒誕生したものとされているのです。現在の日本ではからだの柔軟性を追究する独自の運動のイメージが先行していますが、実は身体の柔らかさだけに意味があるわけでは無いのです。それというのもアーユルヴェーダと同様に、身体と心と意識を組み合わせたホリスティックな側面が濃厚だからです。

それではヨガはどのような内容から構成されているのでしょうか。ヨガは瞑想・呼吸法・調身(ポーズ)の3つから構成されています。瞑想の際には自分と向き合うことをスタンスにして、ゆっくりと呼吸を整えます。自分と向き合うことで、普段経験することのないような自分自身に気付くことに要諦があります。自分と向き合う方法には心理学にも影響を与えており、瞑想には精神的ストレスを緩和する効果があることが明らかになっています。

ところで調身(ポーズ)こそがヨガに対して多くの方が抱くイメージで、代名詞的存在といっても過言でないでしょう。調身はアーサナとも呼ばれており、独特の呼吸法を駆使しながら、ゆっくり動作するのが特徴です。しかしヨガは誕生した経緯にアーユルヴェーダが密接に関係していることからも明らかなように、ゆっくり自分と向き合う内省が徳に重要です。心と身体が密接な関係にあることを古来から明らかにしてきたヨガでは、ポーズを取った後の呼吸法や瞑想法こそが重視されています。緩慢な動作も独特の呼吸法も、自分を意識して精神を集中したり深く自分と向き合うことを目的にしています。古来インドにおいてすでに現代の心理学の研究により明らかになっている事象などが、すでに明らかにされているのは驚愕するべき事実と言えます。